ミルフィッカ兄弟(マイルフィック)
魔物素材の加工を扱う企業。他の企業によって卸された素材を加工し、なめし革や燃料などの中間素材として売り出す。 B2B取引が主だが、小規模ながら小売も行っている。
管轄する星
狩船アディス・フォリャー
可能性指数12。魔物の狩猟と素材採集を主産業とする魔物惑星。 一攫千金を狙う狩人や採集業者が定住しており、彼らが持ち込む魔物素材は、ミルフィッカ兄弟の加工事業を支える主要な供給源となっている。
ジェワール墓場
狩船アディス・フォリャーの中緯度帯に存在する広大な墓地。主は、星間暦3815年に14歳で死亡した幽霊の令息、シューノ・ジェワール。 墓場の中央には、周囲の開拓史や建築記録と整合しない幽霊屋敷「ジェワール邸」が存在する。屋敷がいつ、どのように出現したのかは不明であり、シューノとリビングデッドの使用人群「レギオン・オブ・ジェワール」の拠点となっている。
シューノの領域内で死亡した者は、メイド姿のリビングデッドとしてレギオンへ加わる。生前男性だった者も女性の肉体へ変化するが、個別の記憶と人格は保持される。レギオンは群体として共有意志を持つ一方、各個体も独立した意志を持つ。 ジェワール墓場は、ミルフィッカ兄弟が承認する限定自治領である。シューノを領主とし、墓域内の行政、警備、墓地管理、来訪者規則の制定は、シューノとレギオンに委ねられている。ミルフィッカ兄弟は惑星全体の管理主体として、航路、対外折衝、重大犯罪、域外に影響する事案のみへ関与する。独立国家ではないが、企業の一施設として直接運営されてもいない。
シューノ自身は自らの力によってレギオンが増え続けることを快く思っておらず、領民や来訪者の死亡を防ぐことを統治上の重要事項としている。レギオンは行政実務と救難活動を担い、ミルフィッカ兄弟とは物資、来訪者、事故報告などについて定期的な連絡を行っている。
観察惑星リルガム
可能性指数15前後。文明抑制環境における人間社会、魔物生態系、魔物素材利用の変化を長期観察するための惑星規模実験区域。 現地社会の文明水準は意図的に中世相当へ抑えられており、住民は星間文明やミルフィッカ兄弟による管理を原則として知らない。星外の技術と情報は厳しく制限され、観察者は軌道上施設や現地に偽装した施設から社会へ干渉する。
現地では魔物の肉、皮、骨、脂などが生活資源として利用され、肉屋、革職人、鍛冶師らが加工を担う。騎士や領主も魔物への対処を重要な責務としており、功績を立てた平民が騎士へ取り立てられることもある。